フッ素塗布への賛否両論

「虫歯予防」と言われて一般的に頭に思い浮かべる事の1つに「フッ素塗布」があげられるかと思います。勿論有効だと言えるでしょうが、安全面から疑問の声も実は上がっているのです。今回は、双方の主張を紹介した上でどう対処したらよいのか考えていきたいと思います。最初に生えてくる永久歯は、第一大臼歯です。俗に「六歳臼歯」とも呼ばれます。今は発育も良くなった事で早い子だと4歳くらいで生え始める子もいます。とはいえ個人差はあるかと思いますので、焦る必要はないですよ。生えたての歯というのは、まだ表面が弱い為、すぐに虫歯になってしまいます。かつて厚生省が六歳臼歯を中心にフッ素塗布を推奨させようとする動きがあります。しかしながら、反対派と推奨派の論争は絶えません。まずもって推進派の方たちは、「虫歯の本数で20~50%減った」という報告を見せます。「塗らなかった子に比べて2~5割虫歯が減った」という報告は多いです。しかし反対派は「5割も効果は期待できない」と主張します。「フッ素塗布を行い虫歯が減ったのは、実際には塗る事によって虫歯に対する関心が高まっている」と。併せて虫歯予防教育を行う事が多く、結果的に甘味を減らしたり、もうちょっと歯を磨こうと心がけたりしているのです。従って、「フッ素の効果だけではないだろう」というのが反対派の意見です。 「こういったフッ素以外の予防効果を除くと1割ちょっとだ」という意見も。推進派としては「勿論、教育効果は入るが、むしろ副次的な効果として歓迎するべき」としているのです。これに対して反対派は「教育で虫歯が減るなら、フッ素は使わずにそっちに力を注げばいいのでは?」と、水掛け論状態になっています。そもそもフッ素塗布は本当に効果はあるのでしょうか。この疑問に対して、予防効果は誰もが認めているといえます。理由としては、歯の中のカルシウムとフッ素が結びついてフッ化カルシウムになります。このフッ素が徐々に歯の結晶の水酸基と置き換わり結晶を強くする効果があるからなのです。結論として、確かに効果はあると認識してよいでしょう。しかし、「特効薬」ではなく「色んな予防策の内の1つ」という認識でいる必要があると思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です