歯ブラシの頭部とは

歯ブラシの頭部は、専門的な見地と加工技術の向上により、次第に小さくなり、狭い口の中でも動かしやすく進化しています。さらに、毛先を使ってのブラッシングが重要視されるようになっているため、植毛の長さは短くなってきています。
植毛部、刷毛部は、形態や毛束の刈り込み方、刷毛の太さ、長さなどにさまざまな工夫に工夫が見られます。
まず形態ですが、つま先(刷毛部の先端)から見た形態、側面から見た形態の違いによって、様々な名称で呼ばれています。市販の歯ブラシに最も多いのが「直線平切り型・直線段切り型」で、どちらも歯にあたる面が一直線になっており、口腔内全体を清掃するのに適しています。そのほか「山切り型」「プロフィラクチック型」「タフトオンリー型」「ワンタフトオンリー型」などがあり、主に矯正用歯ブラシなどに多く用いられているようです。
次に歯ブラシの刷毛の素材ですが、現在市販されている9割以上がナイロン毛、残りが天然毛になります。ナイロン毛は弾力性に富み、加工がしやすく、さらに吸水性が低いので、使用後の洗浄、乾燥も簡単なため衛生面から見ても優れていると言えます。また毛の硬さが「やわらかめ」「ふつう」「かため」の三段階に分類されています。
植毛部の毛束の配列は、一般的に3列で7、8行のものが多く、毛束の間隔が空いているものを疎毛束、間隔が狭く密に植毛されたものを多毛束と呼んでいます。毛束が多いほど、歯と接触する面積は増えますが、歯と歯の間への入り込みが減るので、清掃効果は低くなってしまいます。よって、疎毛束は太く硬めの毛で、多毛束は細くやわらかな毛で作られることが多く、それぞれに適した部分の清掃に使われています。疎毛束は水切れもよく乾燥もしやすいですが、多毛束の場合は水切れも悪く乾燥しにくいので、清潔に保つために注意する必要があります。

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